月刊 追い焚き作業

見て聴いて読んで遊んだ記録です

2024年2月の購入予定と1月の話 『FF7』『龍が如く8』『水車小屋のネネ』『口訳 古事記』『イタリア地域精神医療の思想と実践』『雪山の絆』『ブラザーズ・サン』

今年は妙に肌が乾燥してかゆいです。ジジイの皮膚になりよる。

 

そんな2024年2月の購入予定。

2日

XBOXペルソナ3 リロード』

PS2で出たオリジナル版以来、久々にプレイするペルソナ3

当時のゲームとしては異色の音楽やアートスタイル、カレンダーのシステムなど現在に至るペルソナの方向性を決めた作品。しかし、まさかアトラスの屋台骨になるほど人気シリーズになるとは。

超絶蛇足であったアペンド『ペルソナ3 フェス』の後日談は未収録とのことで。正解だと思います。

 

22日

Switch『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY DVD同梱版』

いまやレトロゲームにインスパイアされたゲームは山程あるので、こういったタイトルの目新しさはない。しかし、DSで出た当時は斬新な企画である上に、レトロゲームの面白さの芯を食った丁寧な作りで結構関心したんですよね。それがまた遊べるのはうれしい。

 

収録作品のなかでも、トップビューのレーシングゲーム『ラリーキング』は出色の出来。古今東西このジャンルのゲームとしては最高の作品だと思ってます。マジで。これだけ抜き出して、コースその他ボリュームアップして単体発売して欲しいくらい。

 

ちなみに本作のDVD同梱版では、ファミコンの『キン肉マン キン肉星王位争奪』に初挑戦とのことで。

当時めっちゃ遊びましたね。ファミコンのディスクのゲーム。割と難しかった記憶が。

グラフィックやモーションの再現度が高い上に、ゲーム部分もそこそこ面白いという、当時のキャラゲーとしては貴重な作品でした。

ファミコンキン肉マンゲーといえば『マッスルタッグマッチ』(ブロッケン禁止ゲー)ですが、一人で遊ぶならコレも良いゲーム。

 

29日

PS5『ファイナルファンタジーVII リバース』

リメイク版『ファイナルファンタジーVII』の2作目。

前回はミッドガル脱出までのストーリーだったので、マップが狭くリニアな作りでしたが、今回はワールドマップを広く取ったシステムになっているようで。

 

前作のリメイクから新たに公開されている本作のトレーラーに至るまで、オリジナル版からストーリーを変更するぞという気がガシガシと感じられる作りで、逆に楽しみになってきました。

ザックス生存ルートは確定しているので、そこからエアリスをどうするか。

大幅に改変するというよりも、おそらくマルチバース的な世界観に着地するのかな?

そこはそれとして、どんな形へと変化していくのか。楽しみにしてます。

 

今月はこの3本かな。

 

先月遊んだゲームの話ですが、ほぼほぼ『ファイナルファンタジー』シリーズで埋まったので特に書くこともなく。

今年の年末年始は結構長い休みだったのに、ツレと休みが全然合わなくて、結局日中は本読みつつゲーム、夜はご飯を食べに行ったり、普段作らない凝った料理をしたり、出前館にお世話になったりという連続で終わってしまったという。

まぁ年始の地震や事故で割と気が滅入っていたので、アクティブな予定を入れてなくて逆に良かったという話で着地はしましたが。

 

で、年末から『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』『ピクセルリマスター FF4』『リメイク版FF7』『クライシスコア FF7 リユニオン』、そしてオリジナル版の『FF7』と遊びまして。

 

おそらく20数年ぶりにオリジナル版の『FF7』をプレイしたら、あの90年代のサブカルチャー的なフレーバーが強くてクラクラしてしまった。

90年代といえばバブルの残滓がまだ残る時代で、良くも悪くも後先考えない享楽的な雰囲気(クラブカルチャーや、今で言う野外フェスの走りであるレインボー2000もその辺りですよね)と同時に、金融機関の経営破綻、阪神淡路大震災オウム真理教の事件などが同時に起きている、光と影のコントラストが強いあの感じ。

 

FF7』はそんな時代性が反映された暗いゲームだという印象は強く残っていたものの、キャラクタースタディが『FF6』よりも更に内向きになっているストーリーの見せ方は、まさにあの頃の雰囲気が煮詰まった作りだなと。

一方で、メロディラインのはっきりしたBGMや、敵キャラクターのカリカチュアライズされたキャラ設定、宇宙へ行ったり突拍子もないアクションによる演出など、スーパーファミコンの頃のRPG味も残されていて、そのアンバランスさ。

テレビゲームという子供向けのおもちゃだったものが、大人でも耐えうる作品へと脱却しようとしている中で生まれる不安定さ。それを制作者の熱で無理やり1本のゲームとしてまとめているような感じ。

20数年前、学生当時にプレイしていた時とはまったく違う印象を受けて驚いてしまった。

 

そんなFFシリーズも久しく再プレイしていないゲームばかりで、まだまだ遊び足りない感じはあるので、今年中に『FF5』『FF6』『FF10』辺りをプレイしたいところですね。

 

 

あと龍が如く8』ですよ。

まさか今回の新エリアであるハワイに行くまで5時間もかかるとは思わなかった。

しかもひたすらカットシーンの連続で、ここまでやるのは良くも悪くもスゲーですね。

で、ハワイに到着してからもボリュームが多すぎ。

相変わらずパロディ満載で手が込みすぎているサブクエスト、一つ一つの作り込みが以上なアクティビティ、やれることが多すぎる。

 

前作は、RPGとしてはかなり荒削りな印象を受けたが、本作はかなり作りが丁寧。リアルタイムで変化する敵味方の位置取りを上手く落とし込んだシステムで、おそらくターンベースRPGの中でもトップクラスの出来かと。

 

あとゲームシステム的には、ジョブチェンジのシステムの変更が大きい。

前作では、ジョブチェンジをしたばかりの状態ではキャラクタが大幅に弱体化してしまい気軽に変更出来なかったが、本作ではキャラクタ強さはキャラそのもののレベルに比重が置かれており、サクサクと色んなジョブを試せて楽しい。

つーか前作のシステムが厳しすぎたんですよね。ドラクエ3じゃないんだから。

 

そして、今回追加されたミニゲーム要素のドンドコ島。

ゲーム本編の街で使われている大量のオブジェクトやモーションを再利用し、完全に『どうぶつの森』のパクリを作り上げ、しかもそれなりに面白いから笑ってしまう。

 

そして数あるミニゲームの中でも、先に進まない罠としてゲーセンにある『スパイクアウト』と『バーチャ3tb』が面白すぎるっていうね。

家庭用初移植である『スパイクアウト』の面白さはもちろんのこと、バーチャ3が懐かしい。

DC版を当時めっちゃ遊びましたよ。バーチャ3はアンジュレーション(高低差や起伏)によるコンボの不確定性があるシステムで、アンジュによって限定コンボが入ったり、また逆に入らなかったりする。

で、そのアンジュ限定コンボを入れたり、逆にスカったりする度に「鈴木杏樹」っていう脳直のダジャレを言って全員がスルーするという、深夜の麻雀みたいな遊び方でずっと対戦で遊んでましたね。いやぁ懐かしい。

 

そんな『龍が如く8』。

現在25時間プレイしていても、まだ底が見えないほど異常なボリューム。メインだけでなく細かい部分まで含めてクリアするには何時間かかるんだよっていう。マジでどうかしてるわ。

そんな脇道だけでなく、RPGとしてもかなり高水準に作られており、JRPGとして歴史に残る作品になる予感がしています。

 

 

ここからは、その他のお家エンタメ。まずは本。

津村記久子(著)『水車小屋のネネ』

家庭の事情により、18歳の姉と8歳の妹は二人で家を出る。

ハローワークで見つけたそば屋への働き口が決まり、給仕の仕事と共に任されたのは鳥の世話。

そば屋の隣に水車小屋が併設されており、そこで石臼を使ってそば粉を挽いている。その水車を安全に稼動しているかどうか見守っているのは、ネネという名のヨウムであった。

そのヨウムに見守られて暮らす姉妹の物語。

 

ヨウムの寿命は50年とも言われいるが、本作は1981年から2021年までの10年毎に描かれる姉妹の物語。

まだ幼い二人が周りの人々に助けられながら生活していき、やがて彼女達が大人になり人を助けられる立場になった時、受けた善意をまた他者へとリレーしていく。

 

あえて彼女達を含めた登場人物の苦労の場面を描かないこと、明るい面を強調することによって登場人物が奥歯を噛み締めながら暮らした日々を想像させる作り。

しかし、彼女たちは自分が受けた幸運を他者に与えたい。他者のおかげで私達の生活が成り立っていたのだから、自分がその誰かを助けられるかもしれないとして、行動を起こしていく。

そんな深部の硬さの上に柔らかさが乗った物語の中で出てくるフレーズ。

「誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ」

 

登場人物の多くが30代から40代にかけて、大きく仕事や生活を変化させているのだが、これは私とメッチャ重なる部分で胸がギュッとなったんですよね。

あんまり私の話を詳しく書こうとも思わないし今後も書きませんが、仕事以外でのちょっとしたお手伝い(本当に雑用程度ですけどね)を増やし始めたのも、今から4年くらい前かな。

今の会社に不満は無いけれど、そもそも若い頃から私は定年まで会社員で居られる人間じゃないという事は自覚してまして。具体的には、50代に入る前に色々整理して、次の方向へ行こうかなと計画中でして。

中年以降から年取って体が動かなくなるまでの時間、ラストステージへと向かうまでの勉強、計画、準備ですね。何より持続可能を念頭に置いた上で、どう運営していくかという部分をサポートしてくれる方と詰めていく必要がある。

善きサマリア人親鸞の他力などといった殊勝な考えや、そもそも信じる宗教すら無いが、サポートが必要である人と実際に交流して、自分がなにか出来るカードを持っているのであれば、それを切るしかないだろうという。

 

そんな自分とリンクしたからなのか、何気ないシーンですら涙がこぼれたし、ラストまで本当に温かい物語でめっちゃ良かった。何よりヨウムが超かわいい。

このクオリティの小説に出会うことはなかなか無いですね。気が早すぎますが間違いなく2024年に読んだ本のベスト3に入ると思います。

 

 

町田康(著)『口訳 古事記

誰もが知っているイザナギイザナミの国生みから始まる古事記の物語を口訳で表現。

町田康作品らしい関西弁で登場人物が語る古事記となっており、めちゃくちゃ読みやすいし笑える作品。

 

天皇が誕生するまで、日本という国土が誕生するまで神達の気まぐれな振る舞いに世界は翻弄され。

大和を平定した神武天皇以降は、天皇の威光が及ばない各地に行って

「ワシらの言う事聞けや」

「いやや」

「なら殺す」

とか、

おえらいさんの息子がいい歳になると

「そろそろ嫁もらおっと! おい!どっかから女連れてこい」

「はい! 連れて来ました」

「ブスやないか 帰れ帰れ」

というハードコアな展開が何度もあって、その雑さの中に物語の原型が見えて面白いですね。

 

私も含め、古いゲーマーの方なら『女神転生』を契機に古事記日本書紀をちょっとかじったなんて方も多いかと。

久々に古事記の世界に浸るのも、スサノオヤマトタケルという名は知っているけど内容まではという方にもオススメな一冊。

 

 

森越まや(著)『イタリア地域精神医療の思想と実践-患者・家族・支援者は語る』

イタリアと言えば、フィレンツェ、ローマなどの世界遺産や、ピザやパスタなどのイメージが湧くが、もう一つ有名なのが精神病院をなくした国という事。

ただ、まったく無いわけではなく、総合病院や私立の病院はあるものの、入院施設は極端に少なく、入院期間も1~2週間と短い。

なぜそれが可能なのかというと、1978年に精神科病院の廃絶を訴えたイタリアの精神科医フランコ・バザーリアが提唱し、後に法律として制定されたからなんですね。

 

本書は、日本で精神科医として働きながら各種支援も行う著者が、実際にイタリアに行きどういった形で患者にケアがなされているのかを聞き取った一冊。

 

で、精神科がなくてどうやって治療をするのかという話になるのだが、イタリアでは地域精神保健の制度やホームドクターの制度が作られており、精神的な悩みがある人はまずそちらに相談する。

すると、自治体指定の精神保健施設で精神科医などに診てもらえると。

日本の状況から見ると驚きですが、そこで働く精神科医は、午前中は患者が4人程度(1人につき約1時間カウンセリング)。午後は訪問診療がメイン。

経過観察中や状況に変化の無い方は、基本電話でやりとりをして薬を出しているそうで。

 

このような地域社会と連携しながら行われる治療過程で特徴的なのが、とにかく患者の意思を尊重するということ。

住みたい場所から働きたい職種、極端な話、薬を飲むかどうかも決定権は患者にある。

とかく医師と患者というのは、絶対的な上下関係になりがちであるが、その関係性によって決定権や責任を与えないということこそが、患者の治療の妨げになるという。

自身の行動に責任を持たせ納得させることが治療に大きく寄与する。

 

そこから関連して重要なのが、常に社会参加をさせるということ。

もし病気になったとしても、治ってからまた社会へ参加してくださいねではなく、治る過程において必要なのが社会参加であると。

常に地域や仕事などに居場所を作ることによって、疎外感を与えることなく、少しずつ出来ることを増やしていく中で、患者たちは自己肯定感や責任感を育む。

24時間ずっと状態が悪いのであれば何らかの処置は必要である。しかし、少しでも病が収まっている時間があれば、その時間を社会へと繋がる過ごし方へと変えていく。そうした中で、調子の良い時間を伸ばして行こうという。

本書で紹介されている施設でも、精神病の元患者であったり治療中である人が職員やボランティアとして働くことで、より患者に寄り添ったケアをしている。

 

また、当事者だけでなく家族や職員、地域社会がそれぞれの経験や専門性などの知恵を集め、対等な立場で社会を作っていくことを"ファーレ・アッシエーメ(みんなでやろう)"というスローガンとしてるそうで。

病気になってしまった人を社会がパージするのではなく、誰もがそれぞれの立場で発言が出来、それを尊重することにより、様々な境遇にある人が自分らしく生きられる社会を作っていく。

 

このような制度によって、精神科が無くてもある程度回っているのだが、本書でもイタリアで実際に働く現場の方が繰り返し語るのは、「精神科を閉鎖せよという戦いをしてはいけない」と。

制度から変化するのではなく、当事者から地域の人まで一人一人誰もが病気になっても安心して治療を受けられる社会を作る事が重要なのだと。

 

もちろん、本書では基本的に良い面が紹介されており、イタリアは州によって制度や内容が大きく違うので、上手くいっていないケースもあるそうで。

それでも、一人一人の自主性を重んじることによって、これほど大きな社会変革の可能性があるのだという事実に大きく勇気をもらいました。

後から読み返したい部分ばかりで、付箋だらけになった本でしたね。

 

 

ここからは映像関連。

Netflix『雪山の絆』

1972年、アンデス山脈で実際に起きた飛行機墜落事故を元にした映画。

地面との衝突により飛行機は大破。無線も故障し連絡手段が無い中、生き残った乗客達が72日間もの間、雪山で生き残ったという壮絶な体験の映画化。

 

乗客の荷物の中に残されていたわずかな食料は数日で尽き、飢えに苦しむ彼ら。

そこで一つの提案がされる。

雪山の風雪の中に並べておいた亡くなった人達。彼らは低温下で保存されている。であるならば、彼らを食べることで私達は生き残れるのではないかと。

 

冒頭に挿入されるキリスト教の教え。最後の晩餐として有名な逸話であるが、パンはイエスの体であるという聖餐の価値観が彼らを救う。

この事故をテーマとした作品として『生きてこそ』という古い映画がありましたが、本作の方が全体の出来としては良いと思います。

特に飛行機が墜落するシーンは、墜落シーンの中でもトップクラスのリアリティ。

 

 

Netflix『ブラザーズ・サン』

台湾マフィアのボスを父に持つ二人の兄弟。

一人は台湾で暗殺者として名を上げる凄腕の男。

もう一人は母と共にアメリカへ移住し、医者を目指しながらも、学費を即興劇(インプロ)に費やしてしまうボンクラ息子。

そんな二人がマフィアの抗争に巻き込まれ、その中で明かされる母の秘密。

 

母親役のミシェル・ヨーありきな企画っぽく見えるけれど、キビキビとしたアクションシーンや、1話1話メリハリのついた展開など見どころは多い。

 

あとテーマとして、家族であっても他者であり、それぞれ違う人生を歩んでいるというベースがとても上手く描けている。

それは、いかにも西欧的な個人主義的な価値観であるが、台湾をルーツに持つ母は、東アジア的な価値観である個人としての思考よりも全体(社会や会社、家族など)を考えることが大人であるという価値観(人によっては呪いであるが)もまた維持しようとする。

本作では、その折衷案を取った結末により、各登場人物が行く末が尊重された最後になっていて、バランス感覚の見事さに唸った。

 

 

最後に音楽。

Lolica Tonica - French Kiss

活動休止どころか、もうリリースは無いのだと思っていたLolica Tonica。前回のEPから7年ぶり!EP『Acid Future』が出ました。

3曲入りのEPの中でもアシッド感+ハウスのコレがお気に入り。聴き疲れない音楽でずっと聴いていられる。

今回のリリースを契機に今後の活躍期待してます!!

 

久々に過去の名曲Make me Feelを。

Lolica Tonica - Make me Feel

ドロップの瞬間、一緒に口で「パッ」ってやっちゃう。

あとサンプリングして使われているパラッパのI gotta believe!!が、いつ聴いてもかわいいねー。

Kick! Punch! it's all in the mind.

懐かしすぎて、久々にパラッパの音楽掘り出して聴いちゃったよ。

 

Come A Long Way

でも結局パラッパ2のラストステージ前にサニーちゃんが歌うコレが好きなんだよね。

 

 

AQUASINE - WEB FUN PACK

この曲が話題になってて初めて知ったアーティストAQUASINE。

レトロスペクティブをベースに、フローティングでグリッチなエレクトロを得意とするアーティストらしく、一発で好きになり既リリース曲含めてヘビロテしてしまった。

 

AQUASINEからもう一曲。

AQUASINE - StreetPass Millionaire (feat. hackerling)

めっちゃカッコいい。めっちゃカッコいい。2回以上言いたい。

 

ってな感じで今月はおしまい。

また来月。

2024年1月の購入予定と2023年に読んだ本、見た配信作品10選

年明け早々、いろんな出来事がありすぎて、正月からざわざわとした日々を過ごしております。

 

そんな1月の購入予定。

26日

XBOX龍が如く8』

龍が如くシリーズ最新作。

今回舞台はハワイ。ボリュームが過去最大規模らしいので、クリアまで相当時間がかかりそう。

あとシリーズお馴染みのゲーセンでは、『スパイクアウト』や『バーチャファイター3tb』が収録。

セガのスタッフが一人で勝手にMODEL3のエミュレーターを制作したことで、この手のタイトルの収録やAC版の『バーチャファイター3tb』の稼働に繋がったらしいですね。ゴイスー。

 

今月はこの1本かな。

 

毎回、先月プレイしたゲームの話を書いてますが、それは年末にさんざん書いたので、今月は無し。

つーか、年末から今も継続してファイナルファンタジーシリーズをひたすらプレイするという、謎のFFブームが来てまして。

おそらくきっかけは『シアトリズム ファイナルバーライン』なんだろうけど、それにしても自分でも引くくらいにFFシリーズ熱が高まってる。

来月発売の『FF7リメイク』の続編が楽しみでしょうがないですよ。

 

まぁそんな状態ですので、年明け最初は2023年に読んだ本や、配信作品などをサクサクっと振り返ります。

2023年中に私が読んだ・見た作品となりますので、過去の作品も含まれます。

過去にブログで紹介したことのある作品は、パパッと簡単に。

面白い作品を全て書きだすとキリがないというか多すぎて無理なので、厳選した10選ってことで。

 

それでは、まずは小説。

・S・Aコスビー『頬に哀しみを刻め』

殺されたゲイのカップル。それぞれ黒人と白人の父親が殺人犯に復讐するためにタッグを組み、ひたすら犯人探しに戦い続けるストーリー。

暴力、暴力、暴力で繋げるページターナー。ひたすら勢いが凄い。

ゲイの息子を認める事が出来なかった父の弔い合戦となる訳であるが、その理解までの道のりが若干薄いかのようにも見えた。ただ、ここのエピソードを濃くしてしまうと、思想の強さがアクとなる可能性もあるだろうから難しいところかなと。

 

 

・ダグラス・スチュアート『シャギー・ベイン』

イギリスの貧困地区に住む少年の物語。

親父は他所の女を追っかけて家出。

家族の中で唯一の大人である母親はアル中。

そんな母親は子供を深く愛してる一方、自身を愛してくれる男性を求めて破滅的な行為を繰り返す。

いつも酒と男に溺れている母親が、ほんの一瞬だけれど子供へと向けられる愛情、その温かさを知るが故に子供もまたその愛情を欲してしまう。

絶望的な物語ではあるが、その瞬間の美しさに涙した。

 

 

長谷敏司プロトコル・オブ・ヒューマニティ』

事故によって脚を失った主人公。それをサポートする高度なAI義足を使いこなすまでの生活。

それと同時に、日常生活もままならなくなってきた父親の介護。

2つの出来事が襲いかかる中、相反していた親子の邂逅として描かれるシーンが圧巻。

またタイトルが本当に素晴らしいんだなコレが。

 

 

・宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』

女子中学生、成瀬あかりが夏休みに閉店の迫る西武大津店に毎日通い、夕方のニュース中継に映り込む事を目標にする1話目から笑わせてもらった。

天才像の一つとして"好き"を先鋭化させた猪突猛進型のキャラクタが多い印象があるが、本書の成瀬は動機は突発的であるものの人の意見を取り入れ、自身を変化させながら才能を開花させていくのが今の時代に好かれるキャラだなと関心した。

何かを盲目的に好きでいられる才能を持った人は幸せであろうが(もちろん過ぎればオーバーフローして不幸になる可能性が高い)、さまざまな体験の中に好きを見出だせるのもまた素敵。

 

今月末に出る新刊『成瀬は信じた道をいく』も楽しみ。

 

 

・ジャネット・スケスリン・チャールズ『あの図書館の彼女たち』

1939年、ナチス占領下にあるパリにあるアメリカ図書館。そこの司書として働く女性の物語。

悪化していく戦況と、そこで本という文化を守ろうとする人々の戦い。

 

また同時に、1980年代にアメリカへと移住した主人公の姿も交差して描かれる。

家族や同僚など誰からも愛された彼女が、アメリカでは変わり者として近所から避けられる人物となっている。

戦中戦後、彼女の人生に何があったのか。

おそらく誰にでも湧く優越感から来る悪意。たった一つの感情を表に出した瞬間全てが崩壊する。

その後悔を抱えた彼女だからこその選択が胸に刺さる。

 

 

・南綾子『死にたいって誰かに話したかった』

他人との距離感がわからず、失敗ばかりで看護師を辞めた女性。
振られてばかりでルサンチマンを抱える青年。
医師であったが、妻と上手く行かず院内の若い女性に手を出し、結局逮捕までされた男性。
あまりにも暗い過去があったが、そこを隠すように見栄を張り続け転落してった女性。

それぞれの4人が集まり、"生きづらさを克服しようの会"を開催。

 

近年日本でもグループセラピーやオープンダイアローグなどが普及しはじめていますが、複数人で集まることで生まれる化学反応。

それぞれ話したいことを話すという、ただそれだけの会によって前進し、また失敗して後退し、また前進を繰り返す。

人に話すことだけでは何も解決しないかもしれない。
しかし、自分の中にあるものを止めどなく吐き出すことによって、心の奥底にあった本当の心に気付ける事は大きい。
だからこそ、その奥底にある気持ちを大声で叫ぶ。その声を受け止める人が居る事はとてつもなく大きい。

 

 

京極夏彦『鵼の碑』

ひっさびさの百鬼夜行シリーズ最新作。

まったく関係の無いようにみえる3つの事件がつながる時、鵼の姿が浮かび上がる。

正直、百鬼夜行シリーズは『塗仏の宴』から失速していた印象があるが、本書によってまだまだ健在である事を証明した一冊となっていると思います。マジで面白かった。

 

 

・ジュリア・フィリップス『消失の惑星』

カムチャツカ半島を舞台にした作品。
冒頭、幼い姉妹が男に誘拐されるシーンから始まる。
そこから毎月ごとに描かれる、カムチャツカ半島で暮らす女たちの群像劇。

 

誘拐の被害者と同じく娘が行方不明になっている母親、その姉妹、事件の唯一の目撃者、担当巡査の妻など。
それぞれの女性が、この狭い半島の中で暮らすなかで抱える問題。
子育て、女性差別、人種(先住民)差別などが絡み合い、この半島の空気が描かれていく。
田舎町で起きた事件に関わる人物の周辺を描くことで事件の輪郭が見えてくる面白さ。

広義にはフェミニズム小説となるのだろうが、そのフレーバーを強く出すことなく、淡々と人々の生活を描くことで女性の状況を際立たせている。結末含めて非常に好きな作品。

 

 

 ・ジョセフ・ノックス『トゥルー・クライム・ストーリー』

ある女子大生の失踪事件。

だが事件は未解決のまま数年が経ってしまった。しかし、その事件を今一度調査をしようと立ち上がったライターの女性。

彼女が失踪した女子大生の双子の姉、ルームメイト、友達や彼氏、両親など様々な人物にインタビューをしていく内に徐々に見えてくる事件の輪郭。

 

本作は海外ドキュメンタリー的な構成で、一つの出来事や年代に関して複数の人物がそれぞれ話した内容を再構成したような形の小説となっている。

誰もが自分をよく見せる為に嘘をつき、また記憶違いなどによって過去の出来事が曖昧になってしまっている。もはや、誰が真実を言っているのかがわからない。

そして、この小説自体も本書が2刷という体になっており、ある理由により追加情報を入れられなかったライターの女性ではなく、著者自身であるジョセフ・ノックスが後に加筆修正した作品となっている。

要は、ここで語られた物語において誰が嘘を吐いているのか、もう読者には判断が出来ない。

そして、本書のタイトルに戻る訳ですよ。『トゥルー・クライム・ストーリー』。真実って一体何が?

 

 

ここからノンフィクション。

・武田惇志, 伊藤亜衣『ある行旅死亡人の物語』

尼崎市の安アパートで見つかった高齢女性の孤独死

身長133センチ。右手指は全て欠損という特徴。

そして、部屋に残された金庫には約3,400万円の現金。

身元を確認しようとしたが、部屋の中から身元が判明するような物が一切なかった。

 

前半は、一本の印鑑から辿る身元。

後半は、彼女の歩んだ人生にフォーカスを当てる構成で、さながらミステリー作品かのような面白さがあった。

著者の詳細な取材でさえ判明しなかったことも多いが、今現在の日本において、ここまで個人の情報というものを消した状態で生き、そして死ぬ事が出来るものなのかという驚きがあった。

 

 

・ジョエル・コトキン『新しい封建制がやってくる-グローバル中流階級への警告』

近年、富の集中により世界は、テックオリガルヒ(GAFAをはじめとするテック産業の新興財閥)など富を独占する寡頭支配者を第一身分とし、メディアや学者は支配者の追従をする聖職者となった第二身分、そして第三身分である平民へと分かれてしまった。

現在のテックオリガルヒは貧困や環境など社会変革に対して大きな影響力を持とうとしている。

中世の封建時代では宗教が人々の精神を支配していたが、現在では地球環境や人権、LGBTQなどが新しい宗教となり、ある人はその教えを率先して広めるために活動し、また一方では反発し分断していく。

近代化と共に、仕事で要求される能力・知識・技術がドンドンと高くなっていくと、もはやエリート層と平民の労働者との間では連帯は生まれない。テックオリガルヒや第二身分の人間は、いかにアホな平民を導くかという視点で世界を動かしていく。

スピード感がなく手続きが煩雑で手間がかかり、無教養な人間が参加する民主主義は崩壊し、その代わり賢い独裁者を内包するテックオリガルヒによって作られるのは寡頭制社会主義であり、平民以下の人間にも多くの恩恵を与える優しい社会システムであるが、一方で第一身分・第二身分の支配は揺るがない物となり身分は固定される。

 

テックオリガルヒによる社会システムは、幅広い人々への恩恵をもたらす経済成長よりも、持続可能性という名の社会的格差の固定化を目指している。選挙で選ぶことの出来ない者による支配、その状況は、封建制への回帰であると。

そして、その宗教が目指す未来にあるのは、ユヴァル・ノア・ハラリが『ホモ・デウス』でも書いた、人間の機能を全てコンピュータへと移植し、永遠の生命を手に入れる神への道。

メガコープによる支配とディストピアというのは古典SFから何度も何度も描かれてきたテーマであったはずなのに、巨大企業による生活へのベネフィットに目を向けるあまり、今現在そうなりつつあるという視点は確かに抜けていたようにも思いますね。

 

こちらとあわせて、カール・ローズ『WOKE CAPITALISM「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす』も面白いのでぜひ。

 

 

と、10選といいながら11冊あるじゃん。せっかくここまで書いたから11選で。

 

その他、私も楽しんで読ませてもらった竹倉史人『土偶を読む』に対して、専門家が真っ向から「おいおい素人がてきとーな断言してんじゃねーぞ!プロなめんな!」と物理で殴る 望月昭秀、小久保拓也、山田康弘『土偶を読むを読む』

 

短編ではフェルディナント・フォン・シーラッハ『刑罰』

収録された中でも好きだったのは、祖父との静かな暮らしを思い出し残された屋敷に住む男の末路『湖畔邸』。

被告人を守るという弁護士の葛藤『奉仕活動』。

夫の浮気相手が残した真珠によって生活が一変する『テニス』は、江戸川乱歩の『芋虫』を彷彿とさせる。

 

エッセイでは、デイリーポータルZのライターである古賀及子『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』が過剰な面白さを演出しすぎていない、日常の延長にある柔らかい面白さと、斜め方向からカーブさせながらも芯を食ったオノマトペが素敵で良かった。

来月出る続編『おくれ毛で風を切れ』も楽しみにしてます。

 

まだまだありますが、ここで一旦終了。

そんなこんなで、2023年のトップ3は『トゥルー・クライム・ストーリー』『あの図書館の彼女たち』『鵼の碑』の3作かな。

 

 

そして配信作品。

Netflixサンクチュアリ -聖域-』

角界における八百長やタニマチの問題など聖域に切り込む一方、力士として強くなるという事。その過程において、聖域でしか通用しない理屈によって生み出される覚悟もまた描かれている。

ドラマ中では記者役の忽那汐里が聖域に取り込まれる人物を演じているが、あのキャラクタを入れたことによって上手く視聴者を取り込んでいた。

見終わった後、四股を踏みたくなるドラマ。

 

 

Netflix『BEEF』

あおり運転から始まるドタバタ劇。

壮絶なる大ゲンカの果て、自分とは対極にあると思っていたお互いが、共通点を見つけた瞬間に、人としての枠すらも溶けていく最終話が凄い。

 

 

Netflix『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』

学生時代のイジメ加害者を一人ずつ転落させていく、これぞ韓国の復讐劇というドラマ。

イジメのシーンがエグいので人を選ぶかもしれないが、それこそが復讐へのカタルシスへと繋がる。濃すぎない恋愛要素もエッセンスとして非常に良かったですね。

 

 

Netflix『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~』

精神科へ転属となった新人女性看護師を中心としたストーリー。

それぞれの患者との間で発生するナースの奮闘、そして幼馴染と医師に挟まれた三角関係ラブコメの両輪で物語が進んでいくと思いきや、中盤で物語は一転。

ヘヴィーなストーリー展開でありながら、ラブコメ要素も残しているという難しいバランスで最後まで走り抜けたのはお見事。

あえてやっているとは思うが、視聴者に対して、それも物語を斜に構えて見るような視聴者に向かって、ある種のトラップが入っているのが面白い。何らかの思い込みを誘うようなストーリー展開なのだが、それ自体が心の病というものに対しての偏見であると真っ向からぶっ刺して来る。

もっと気軽に精神科を頼ってみてよ、というメッセージがグッと詰まった作品。

 

 

Netflix『すべての見えない光』

アンソニー・ドーアの同名小説を、『ストレンジャー・シングス』のショーン・レヴィがドラマ化。

ドイツの孤児院でフランスのラジオ放送に耳を傾けて育った少年と、フランスで育った盲目の少女。

ナチス占領下のフランスで、盲目の少女はラジオ放送を始め、ドイツの少年はナチスの通信兵として、フランスの街へ向かう。

一方、その少女が鍵を握るとされる宝石『海の炎』を巡る争い。

 

セリフが説明的すぎる部分や、ドイツ人までもが全員英語を喋るなど微妙な点(仕方ないけどね)もあるが、ドラマ化としてはお見事。

美しい映像、迫力のある音響、そして実際に視覚障害者であるアリア・ミア・ロベルティの演技が素晴らしい。

 

 

・U-NEXT『THE LAST OF US

同名ゲームのドラマ化。

オリジナルのゲーム自体がかなり海外ドラマ的というか、ストーリードリブンのゲームであっただけに、そのままドラマ化するとテンポが良くなり非常に見やすい。

途中に入っていたミニエピソードも非常に良かったですね。

 

 

・Disney+『ムービング』

ブコメとマーベル的な超能力バトル、それに韓国お得意の世代間を越えた物語のマッシュアップ

メチャクチャな組み合わせに見えるが、全てが調和しているという奇跡の作品。

今年一番夢中になったドラマ。めちゃくちゃ面白い。

 

 

・Disney+『ガンニバル』

二宮正明原作の同名マンガのドラマ化。

人食いの風習の残る村に赴任してきた柳楽優弥演じる警官と村人との事件。

とにかく柳楽優弥がヤバい。オーバーフローした正義感による狂気。目をギンギンにして人を断罪し、殴ることの快楽に耽る様は笑いすら生まれている。

シーズン2が楽しみ。

 

 

・Disney+『季節のない街』

宮藤官九郎の監督・脚本作品。

山本周五郎の原作小説をベースに、舞台を東日本大震災後、今も復興住宅に住み続ける人々へと設定を変更。

様々なルーツ、様々な体験をしてきた人々が、助け合いながらも距離を取って暮らし続ける中で変化していく生活。夢のようでもあり、心地よい地べたでもあり。

宮藤官九郎の温かい眼差しが詰まった作品で好きです。

 

 

Amazonプライム『誘拐の日』

チョン・ヘヨン原作のミステリー小説のドラマ化。

身代金目的で少女を誘拐しようと家に向かったら、その家からその少女が飛び出してきて車の前でぶっ倒れる。

仕方なくというか、一応目的ではあるので気を失った少女を誘拐するが、目が覚めた時、彼女は記憶を失っていた。

記憶喪失の少女に私が父親であると思い込ませる誘拐犯。だが、そんな逃走の最中、その少女の両親は何者かによって殺害されていた事を知る。

誘拐の罪はしょうがないが、見に覚えの無い殺人容疑が乗っかってしまった誘拐犯。そして、実は最年少MENSA会員である超天才少女との逃亡劇。

 

ベースはコメディであるものの、原作小説よりも泣かせる構成になっていてとても良い。というのも、誘拐される少女ロヒの役を演じたユナの演技力が圧巻。マジで泣かされた。

 

 

Netflixスコット・ピルグリム テイクス・オフ

新しい彼女と付き合うには元彼達と戦わなくてはいけないという、アメコミ原作のアニメ化。

ちなみに今回はオリジナルストーリーで、スコットが最初のバトルで退場してしまうifの世界線。そのスコット追いかけるラモーナが主人公となっていて、ラモーナの魅力が満載。

ラモーナの髪染めシーンをバンクとして使っているが、そのシーンがずっと見ていたいくらい好きすぎる。

映画同様に小ネタ満載で最高でした。

 

 

と、配信作品も11本になってるわ。もう、おじいなので数を数えるのすら怪しくなってきたな。

 

その他、バカリズム脚本の『ブラッシュアップライフ』はタイムループ物の中でも出色の出来。おそらくこのドラマを見た事で人生に大きな影響を受ける人も多いのではないでしょうか。フィクションの持つパワーを見た。

『マスクガール』『D.P. -脱走兵追跡官-シーズン2』『BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ』もめっちゃ面白かったですね。

 

まぁそんな中、今年のトップ3は、『ムービング』『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~』『誘拐の日』かな。

 

 

その他、一応このブログは、お家エンタメしばりで書いているので劇場で見た映画の話は書きませんが、2023年のベストは以下の5選。

『バービー』

『aftersun/アフターサン』

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

グランツーリスモ

『TAR/ター』

ってな感じ。『フェイブルマンズ』『ゴジラ-1.0』『君たちはどう生きるか』はギリ選外。

Netflixですが『ザ・キラー』もスゲー好きでした。劇場で見たかった(一部で劇場公開されたが近所ではかかってなかった)。

 

以上2023年のエンタメ話まとめはこれにて終了。

 

 

最後に音楽。年末年始、車移動の時にかけてた曲を中心に、それぞれいろんなジャンルを。

nikoi - Starry (feat. Achu*)

ガラージコンピ『SMOOZ GARAGE 02』からの一番お気に入りの一曲。

2018年頃から本家のUK Garageの復活から、近年は特にK-POPを中心に2ステップ的なスムースなガラージサウンドがガンガン当たってたりして、またこの流れが来てて嬉しい限りです。去年だけでもNewJeansやらTHE BOYZやらNMIXXやら。

まぁでも、ガラージはどうせすぐに死ぬのかもしれませんけど。味付けのバリエーション無いからすぐ死ぬ。ブームになってすぐ廃れる食べ物と一緒。

 

 

ハウスではこちら。

icesawder - Feel My Love

ハウスコンピ『AD:HOUSE 11』から。

icesawderはハズさないねー。アッパーでありながら心地よいサウンドをいつも提供してくれます。

 

 

ドラムンベースでは、こちらが再生回数トップ。

Deep Notion - Down On The Dancefloor

Viperやなーって言いたくなるサウンドで最高。

4つ打ち、dnbパートと来てからのギュワンギュワン。永久にこの繰り返しで食える。甘みと塩味を交互に食ってる感じ。

 

 

Incognito - Into You (Featuring Cherri V)

去年出たIncognitoのアルバム表題曲であるInto YouのMVが公開されていまして。

ホントこのアルバムめっちゃ聴いた。久々にアルバムを頭から最後まで何度も通しで聴いたアルバムでした。

 

 

ネクライトーキー - bloom

上で紹介した、『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』のオープニング曲。

大好きなネクライトーキーが大好きなスコット・ピルグリムのOPで最高。完璧。

 

Techno Syndrome (Mortal Kombat)

せっかくなので『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』つながりで。

見てないと、なんのこっちゃという話かもしれませんが。

今気づいたけど、モーコンのロゴってドラゴンだから辰年ってことでどうですか。

 

こんな感じで今月はおしまい。

2024年も変わらず月イチ更新していきますので、引き続きよろしくお願いします。