月刊 追い焚き作業

見て聴いて読んで遊んだ記録です

2021年11月の話と12月の購入予定

連れが急にすみっコぐらしのチョコエッグを3箱も買ったので、私も毎日1つずつ食べてます。

『とかげ(ほんもの)』とか『とんかつとえびふらいのしっぽ』とか意味わからんキャラクターばかり出るのがいいですね。

ダブったキャラを会社に持っていき自分の机に並べて置いておいたら、それを見たウチの若いのが欲しいと言ってくれたので、貰い手があって良かったなと。

もう2021年も終わる月に、なんだこのしょうもない話。

 

 

そんな12月の購入予定。

16日

PS5『ロードス島戦記ディードリット・イン・ワンダーラビリンスー

『Touhou Luna Nights』を制作したTeam Ladybugの制作で、今回もメトロイドヴァニア

既にPC版はリリースされており、そちらは高評価を得ているようなので楽しみです。

 

今月はこの1本かな。

あとすでにマルチの方はサービスが開始されている『Halo Infinite』のキャンペーンは触っておきたい。そんなGAME PASS界隈が中心に。

年末ぐらいには大型のセールが来るので、そこできっとやりもしないゲームをバンバン買うと思います。

 

 

それでは先月遊んだゲームの話。

Series X『Call of Duty: Vanguard』

今回のマルチはピーキーというか大味だなという印象。

TTKがCODシリーズの中でも相当短い方に調整されており、殺すも殺されるも一瞬で溶ける。

それだけに、マルチキルをした時の爽快感は抜群ではあるが、正面から撃ち合った時の面白さが薄いという。そもそもマップも入り組んでいて、下手に体を出すと一瞬で溶ける場面が多い。

狭いマップではショットガンが最強だし、中・長距離では2発キルの武器が猛威を振るう。遠距離でもARの減衰が小さくキルタイムが早いので、SRはかなり玄人向け。極端な調整だなぁと。

 

そもそも、その高火力の原因である武器アタッチメント、それによる有利不利がデカすぎるってのがイマイチ。

あくまで自分好みの調整にできる程度のアタッチメントが豊富に用意されているのならわかるが、武器の有用性がまったく違ってくるアタッチメントが多く、しかもそのほとんどが武器レベル後半に登場。レベル上げなきゃ強くなれないってドラクエかっていう。

 

それともうひとつ、よく上がる不満点として、マッチ後にMVPを投票で選ぶ時間がかかるだけのゴミシステム。

ただ私の場合は逆で、そういったマッチ間の時間を利用して『本の雑誌』の積み分が消化できたのがよかったですね。

なかなか雑誌って気になる特集があって買ってもカバンの中に入れておいて読まない内に次の買っちゃうみたいなのありますよね。よねって言われても今どき雑誌なんか買わねーよって言われそうだが。

 

そんな『本の雑誌』内で気になる本をバシバシ買ってたらCODをやりはじめてから積読が30冊以上増えるという。

特に本を買いまくった『本の雑誌 9月号 海外ノンフィクションが面白い』の次号に『定年後は本当に本が読めるのか』が来たのは震えた。

電子書籍は場所を取らないからいいが、フィジカルの本しか出てないのも多いので、また部屋に未開封Amazon楽天ブックスの袋が積み上がっております…。いつか読みます…。きっと…。先日買った『ベストSF2021』も読みたいのにどこの袋に入っているのかわからない…。

 

そして、シングルキャンペーンの方は、WW2物なので大人数で大規模なドッカンワチャワチャを期待してたら、スゲー地味なキャンペーンで笑ってしまった。

 

世界中から集められた精鋭の兵士を集めたチーム「タスクフォースワン」。

彼らが「フェニックス計画」と呼ばれるドイツの機密情報を見つけるまでのお話。

終戦間近、ヒトラー自殺と重なる1945年のドイツへの潜入ミッションと、そこに集められるまでの彼らの歴史を交互に見せながら、世界各地の戦争を体験するという流れ。

各キャラクタも、根っからのリーダー、無能な上官に反旗を翻した兵士、故郷も家族も失いながらスターリングラードを守った女性スナイパー、お調子者の飛行機乗り、などキャラが立っていて良い。

まぁでもキャンペーン自体は地味なんですけどね。スゲー地味。WW2舞台でこんなに地味な戦闘ばかり登場させられるのかという驚きがあるくらいに地味でした。

 

 

Series X『Forza Horizon 5』

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サイコーです。

 

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今回はメキシコが舞台なので、シーズンによる気候の変化が少ない。まぁ前作ロンドンの冬の路面とかキチー感じでしたので、これはこれで。

 

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ただ現状、細かなバグの一つ一つを指を折って数えるとしたら1クラス分の生徒が必要なほどある件と、相変わらずゴミカスのような翻訳以外はサイコーです。

 

 

Switch『真・女神転生V』

他のゲームが忙しすぎてなかなか進めておりません。北シナガワまで来た所。

 

とりあえず今の所、肝心のストーリーが唐突というか、なんだか急過ぎて雑な進行が多くてちょっと萎え気味。

 

ゲームプレイの部分としては、フィールドでは30fpsも出ていない上に、ぼんやりとした映像に加え砂地ばっか。

しかも地形も急な傾斜や山、廃墟となったビルなどの中を移動するなど、上下を見る必要がある場面が多く、そのビル内での視点も突然壁や天井・地面が目の前に来たりと、3D酔いの要因が満載。

案の定長時間プレイすると結構な確立で酔ってしまう。

もともとこのシリーズはマップ構成の難易度の高さで心を折ってくるシリーズではあるのだが、視認性を悪くしたり、高低差があるにも関わらず一方通行が多いといった方向で難易度が上がっちゃうのはちょっと違うような。

 

まぁ悪魔を合体させてそいつらを引き連れながら、プレスターンの戦略性を楽しむゲームとしての価値は高いけどね。

視点に関してはパッチが出るようなので、それが来てから本格的にプレイしようかなと。現状ではちょっと厳しいです。酔っちゃう。

あぁそれとこのゲーム、毎回スリープから復帰する時にSwitchのファンが全力でブン回るのなんとかならんですかね。数十秒待てばあと静かなのに。

 

 

それではその他のエンタメ。まずは本。

 

逢坂冬馬(著)『同志少女よ、敵を撃て』

今回のCODにはスターリングラードを救った女性狙撃手が出てくることもあり、なんか話題になってるこの本を買ってみた。

 

舞台は1942年。ソ連の小さな村に住んでいた少女は、銃を巧みに扱う母と共に狩りをして細々と暮らしていたが、そこに突然ドイツ兵がやってきて村人皆殺し。

全てを失い絶望する少女の命が消えそうになった瞬間、ソ連兵が現れ彼女を助ける。

そのソ連の小隊は女性スナイパーが率いる部隊であった。

生きる為にナチを殺すか。それともこのまま死を待つかと問われた少女は、生きる事を選択。敵討ちの為その女性スナイパーに師事し、国直轄の女性のみで構成された狙撃兵養成学校へと入学する。

 

という導入。細かい部分は大幅に端折ってます(そこは情報を入れず初見で読んでほしい)

少女が入ったのは女性だけの学校という設定なので、そこで出てくるキャラクタが紋切り型というか、受けの良さそうなキャラクタ配分で仕上げました感のあるライトノベル風味が漂う。

だが、そんなガールズ&SVT-40の学校生活から一転、戦況の悪化によりカリキュラムの途中で急遽参加する事になるスターリングラードを挟み込むウラヌス作戦。

ここから怒涛でしたね。

 

戦況が目まぐるしく変化していくスピード感に加え、適度で多すぎない兵器ウンチクにより、行われている戦闘の展開がまるで映像のように表現されている。

またリアルさを補う要素として、実在したソ連の女性狙撃手リュドミラ・パヴリチェンコ(ちょいと前に映画にもなった)を登場させたり、スターリンの下で地味なおっさんとして動いていたフルシチョフが出てきたりと、実在の人物を大胆に登場させてリアリティの補強材として使っているのも上手い。

 

そんな戦争物としてのおもしろさに加え、何より本作は、本編のエピローグにも登場する『戦争は女の顔をしていない』からの影響により大きく羽ばたいた作品となっている。

先の大戦では女性も様々な形で巻き込まれたが、その中には兵士として参加した人も多く居た。しかし、戦後は女性であるが故に戦争体験、それは人間としての尊厳を奪われる被害を隠し、また人の命を奪うという加害もまた全てを隠して生きてきた。

日常生活の延長線上に戦争があって、その異常さへと精神を順応させなければならない。だが、戦争が終わった後にはまた日常が待っている。口に出すのもはばかられる酷い体験(加害・被害)の当事者達は、村や町などのコミュニティに属する以上、過去の経験を語る事は出来なかった。

 

だが近年、『戦争は女の顔をしていない』を始め、エニグマの暗号を解明した『コード・ガールズ』など語られなかった戦争の記憶が、やっとこれだけの年月を経て当事者により語られるようになってきた。

 

本作の主人公が、最初に自分が生きると決断した時の想い。自分の中に絶対に歪ませてはいけない倫理。

体を貫く1本の幹。クライマックスに彼女のとった行動は、まさに「同志少女よ、敵を撃て」というタイトル・本文に繋がっていくが、その行動は戦後から数十年を経ても誰にも話せないような行為であった。

その最後の決断までを丁寧に描き、ビルドゥングスロマンという形を使って読者にも体験させていく。

 

戦争の中であっても消えなかった明かりを描く事で、あえて寓話的な味付けにし、それによる普遍性を狙っているのは面白い。もちろんその部分がファンタジーでは無いかという批判もあるだろうが、私は過去の史実をベースに時代性を加えた小説(創作)の持つ豊かさだろうと思います。

いやーデビュー作でここまで持ってきたのはゴイスー。今後が楽しみな作家さんです。

 

 

で、映像関連。

Netflixカウボーイビバップ

いやぁ。思ったよりちゃんと作ってあるが、内容的にもオリジナル版とは違う方向を目指しているので、まぁ。そこはね。

 

そもそも元のアニメ自体が大した中身がある作品では無い(一応私は映画版とDVD-BOXも持ってる程に好きですよ)ので、それをそのままやるよりもオリジナル要素を入れて膨らました方が正解だとは思います。

現にアニメ版に寄せた実写版の1話がシーズン1の中で一番つまらないという有様なのもそれですしね。

 

あと、今回吹き替えをアニメ版と同じ声優さんが担当しているので、せっかくだからと吹き替えで見ていたが、やっぱアニメの声優さんが当時を再現する形でそのまま実写の声やると違和感が。

そもそもアニメって画の情報量が少ないからちょっと過剰な演技で声を当ててる訳ですが、それを実写に持ってこられるとただただクドいし浮くっていうね。

いや…誰も悪く無いんだけど。当時そのままの声を出せる声優さんも凄いし、このキャスティングをしたのもエライし、別の人が声をあててたら本家にやらせろよと思うし。誰も悪く無いのにこうなってしまう悲しさ…。

 

ただ、そんなキャスティングに限らず本編も原作へのリスペクトと愛を感じる実写化ではあるし、せっかくここまで膨らましたのだからシーズン2に期待してます。

 

 

最後に音楽。

 

Fox Stevenson - Good Time

 

今月のドラムン

通勤中も、『Forza Horizon』プレイ中も、「なーななーなーなーなーなー」。

 

 

Auris - Metro 54 (ft. Ruth Corey)

 

今月のリキッド。

シックなリキッドファンクは夜のドライブに合うんだけど、『Forza Horizon 5』は夜のレース少ないんですよね。っつーか夜だけ時間が経つの早くない?って思うぐらい。メキシコって別に日照時間短くないよね。

 

 

Snowdream & Mr. Wax - Stylish

 

今月のフューチャーファンク。

『夏のポラロイド』ですよ。よくコレを持ってきたな。

あと、YouTubeでこのジャンルを見ていると大体アニメのダンスシーンを勝手に使った映像が多いんだけど、こんなにアニメの中に踊るシーンがあるのかって驚きがありますね。

キャラが踊るようなアニメを私が見てないってのもあるんだろうけど、何このシーン?みたいなダンスが多くておもしろい。

 

 

Moonchild - "Too Good" (Official Lyric Video)

 

Monnchildの新譜ですよ。

この甘さ。甘すぎるだろっていうぐらい甘いんですよ。

 

甘いといえばNetflixの『チョコレート・アカデミー』ってリアリティ番組が超凄い。

何が凄いって、先生の技術ですよ。どんな分野にも居る知識と技術と探究心がズバ抜けた異能者。その中でもトップクラスのヤバさ。

毎日1話ずつチョコエッグ食べながら見てます。