いやぁ暑い。
外歩いていると一歩一歩死に近づく感じがありますね。途中で回復しないとマジで死ぬぞっていう恐怖を感じる暑さ。
そんな8月のゲーム購入予定。
ですが、今月は特に無しかな。
8月15日の『EVERSPACE 2』はちょっとだけ期待。
それと8月29日『Sea of Stars』も気になる所。『The Messenger』のデベロッパーの新作だそうで、きっとレトロゲーム愛に溢れた作りになってそう。
この2タイトルは触ると思います。今月はそんな感じで。
それでは先月プレイしたゲームの話。
PS5『ファイナルファンタジー 16』
クリアしました。
この規模の作品をちゃんとまとめた形、それも発売初日から動作は安定し致命的なバグも無く完成した状態でリリースされたというのはまず素晴らしい。
アクションRPGの戦闘部分も、とても小気味よいプレイ感でこの手のジャンルとしてはかなりよく出来ている。
ただRPGとしてはバフ・デバフ・属性も無い(効果が弱い)し、装備もただ鍛冶屋に並ぶ装備を淡々と更新していくだけでプレイヤーが試行錯誤するポイントが一切無いというのはちょっとお粗末だったか。
まぁ基本的にとても良く出来たゲームです。しかし、どうしても不満点として上がってしまうのがストーリーでして。
本作はかなりストーリードリブンでリニアな作りになっているのですが、そのスタイルでありながらストーリーが弱いってのはちょっとなぁ。
海外ドラマ(GoT)に強く影響された事が見える序盤の滑り出しは上々。大陸の中で国同士の陰謀や人種差別をベースにした重苦しい世界が延々と描かれる。
ただ中盤以降そのヘヴィーさから一転、国や人種を越え、さらに人間ですらない神的な悪役が出てきて「人間みなごろしにするぜー」って来ちゃうから、それと戦うしかないという。
奴隷や人権、国を持つこと・失うこと、クリスタルを使った社会インフラの持続可能性をベースに物語は展開していたのに、それ全部ぶん投げちゃうんだっていう驚きですよね。
ただ本作が見せたかった物語の可能性の一つとして、誰かに寄り添った感情をベースに物語が動いてしまうと、主人公が繰り返し言う「人が人として生きていける世界」という意味がブレてしまうという点はあるとは思う。
ある特定の個人や属性に涙を流すとき、それと反対側に居る人に対して涙を流せなくなるというやつですね。
本作で言えば"ベアラー"という被差別民の解放や、失われた国家を取り戻す、今後何百年と今の土地で人々が生きていく未来という目標をベースにすると、何らかのカテゴリに属する事が必須になり、全ての人を救うという思想から離れていってしまう。
国や人種、環境問題など色々と複雑で重い設定を入れたものの、主人公がたびたび口にする「人が人として生きられる場所」という高すぎる理想と釣り合うような絶対悪が必要となってしまった(厳密には最初から仕込まれていた物が終盤明らかになったという構成ではある)。
また、この主人公は現在の社会システムを次々と破壊していき、それを「人のため」と言う理由で続けていくが、新たに人が生きる為のシステムを構築しようという気もなく、世界を統べる者になるという覚悟も無い(そもそも何故か本作のキャラクタは多面性が無く幼児性が強い)。
そんな空虚なキャラクタに、ここまでの世界設定全ての要素を背負うだけの強度もなく、またエンディング後の世界を描けるような確固たる思想も無いため、最終的にほぼ全てのキャラクタ、そして主人公さえも捨てることになるという、投げっぱなしにならざるを得なかった。
プレイヤーの感情を主人公の一点に集中させることで、彼の背負う物の重さを表現したかったのだろうとは思うが…うーん。
どうしてもウケるストーリー、特にRPGなんかは音楽のボレロ(ラヴェル作)みたいな、通底するフレーズ・リズムを共にしながら、まったく違う人達が集まり最後に大編成になるという物が多いので、その一歩先をFFシリーズで表現する事。また、主人公のみを操作するアクションRPGとして、主人公を立たせた語りのチャレンジという意味はあるとは思うけれども。
いやぁただちょっと難しかったですね。中盤以降でペラい感じになっちゃった。
重厚な入りから物語が始まったが、徐々に薄くなっていき、ラストに勢いと顔芸で押し切ってペラさが最高潮に達するという落差はちょっとキツい。
ゲーム・オブ・スローンズで始まり、漫☆画太郎で終わるとは。
XBOX『A Plague Tale Requiem』
14世紀のペストが蔓延する世界を舞台にし、身に受けた呪い(便宜上の呼称です)によって厄災をもたらす物となってしまった弟とその姉が、その呪いを断ち切るべく旅を続ける物語の続編。
本作にて、弟の受けた呪いと元凶との戦い、その結末が描かれる。
前作から引き続き、めっちゃ重いストーリーと演出だが、今回はさらにエグさがパワーアップ。
ゲーム的な仕掛けとして、プレイヤーに対する暴力を行使する快楽とその因果の見せ方には関心した。
一番大きな力を持っているのは弟でありながら彼は暴力には抑制的な立場を取っていた。一方、姉は弟を守りたい一心で、彼らに立ちはだかる人々を殺して前に進む。その中で彼女、それを操作するプレイヤーは暴力の万能性と快楽から逃れられなくなっていく。
その姉の背中を見ていた弟は、この世界において暴力が切るカードとしていかに強いかを学習していった結果、あの結末を招き、またプレイヤーにその始末を委ねるという、心に大きな引っかき傷を残すような構成になっていて上手い。
14世紀当時のヨーロッパにおけるペストの捉え方の一つとして、神によって厄災がもたらされ、神の赦しによって人は救われたというものがある。
今現在から見れば、免疫系の変化、衛生状態の改善、隔離や防疫措置、そもそもペスト菌の特性によって終息したという事がわかるが、こういった世界の形が科学によって明らかにされていくまでに至る、変化の狭間の時代。
何故厄災は終息したのかという中で、その厄災をもたらしたある種の神の視点側からの物語。
本作の舞台となる14世紀は教会的な価値観の否定が始まり出した時代に重なり、世界の中心が神から人間へと移り変わっていく間に生まれたフォークロアというような趣がある。
題材としては厄災の擬人化という設定であるが、厄災をもたらす側から描かれた物語として、生きるということに固執せざるをえない本能と、人間としてこれから生きていく上で剥ぎ取らなければならない神性、その軋みが上手く表現されている。
厄災をもたらした存在は世間から隠さざるを得ない者であるが故に、旅の果てを知る一部の人からしか祈りを与えられなかったが、本作のプレイした世界中の人々による静かな祈りによって眠る者にやわらかな神性が与えられる。
残された者のエゴでしかないが、この結末が魂の救済である事を祈り続けるしかない。
XBOX『Dordogne』
フランスの田舎町ドルドーニュで一人暮らしをしていた祖母が亡くなった。
その孫である主人公の女性はドルドーニュへ向かい遺品整理をしながら、幼い頃の夏休みに祖母と過ごしたある夏の日々を思い出していく。
何も知らないからこそ無能であり、何も知らないからこそ万能である。無自覚な状態でしか得られない夏の冒険が生んだ出来事。
そんな子供時代の気持ちを再体験しながら、戻らない時間をひたすら眺めいく中で思い出す、あの夏の日の出来事の全て。
別離と和解、そして過去と現在それぞれの邂逅が描かれる。
自我が強くなり子どもが少しだけ大人になっていく瞬間、思春期を経て親から離れていく瞬間、その2つのターニングポイントを上手く絡めて物語が綴られている。
子ども時代には祖父母と居る時間が長く、おばあちゃん子だった私は、本作のラストシーンを見て泣いちゃったよ。
日本の作品では、「小学生」「夏休み」「田舎」「帰省」「祖父母」「山」「川」なんてワードから描かれるのは、大人たちの誰もが子どもの理解者として存在し、のびのびと暮らしていたその甘やかな日々のノスタルジーという物にしがち。
でも、本作は家族の誰もがそれぞれの人生を生きてきた中で、時にお互いを理解し、また逆に反発しながら家族というものを営んできた歴史。その関係性の中で、子どもでは絡まった糸をほどく事は出来ないという目線から物語を体験出来るというのが面白い。
XBOX『フィスト 紅蓮城の闇』
パワーアームを装着したウサギが主人公のスチームパンクなメトロイドヴァニア。
この手のジャンルとして基本が良く出来ており、マップ探索が進むに連れて解放される能力や小気味良い戦闘など安定感のある作り。
ただ若干難易度が不安定というか、基本的に超イージーなゲームなのに、極端に難しい場面が急にはさまれたり、バランス調整があまり上手ではない。
そもそも、回避に使えるダッシュに無敵時間が付与されるのが遅すぎる気がする。ダッシュの無敵時間付与の能力が相当終盤にならないと入手出来ず、それまでプレイヤーは敵の攻撃を瞬時に回避出来る手段がないので、消極的な動きであったり、乱戦になると被弾覚悟の泥仕合にならざるを得ない。
ダッシュ中の無敵時間はデフォルトで良かったと思うがなぁ。
また全体的にプラットフォーマーや、仕掛けを解くギミック(パズルではない)が多い印象。
この辺りは、いわゆるレベル制ではなくザコと戦うメリットが薄いゲームである以上、味変として必要な部分ではあるが、正直ちょっと多いし、そのギミックも手間がかかる物が多くマイナスだったかな。
ただ全体的にはハイクオリティにまとまっている、メトロイドヴァニアとして良い出来で楽しめました。
XBOX『Bramble: The Mountain King』
『リトルナイトメア』タイプのホラー即死系アクション・アドベンチャー。
森の中で姿を消した姉を探す弟を縦軸に、北欧神話をベースにしたキャラクタやストーリーが展開される。
過剰なグロや、ラスボス戦のみ妙に高い難易度など、ちょっとクセがある作品。
しかし、異様に美しいグラフィックや美しくも悲しい物語には目を見張る物がある。
アートスタイルとゲーム、それに物語がカッチリと組み合った傑作です。
XBOX『Planet of Lana』
人々がゆったりと静かに暮らす村に突如宇宙からやってきた機械の集団が襲いかかる。
村人が次々と機械に拉致されていくなか、なんとか逃げ切った少女は道中で出会った相棒の生物"ムイ"と共に侵略者へ戦いを挑む。
こちらもパズル系アクションアドベンチャー。
ただ、このゲームの売りは相棒のムイの可愛らしさ。黒猫のような姿をした謎の生物を時に指示し、また手を取り合いながら先へと進んでいく。
ゲーム的には特に意味はないが、ムイを撫でるというアクションが出来ることによって、アクションをひと山越えた後に毎回撫でてあげたくなるような魅力がある。
他のゲーム、それこそオープンワールドゲームなどでも歩いている猫や犬が撫でられるゲームってそれだけでポイントアップ感ありますよね。
犬や猫だけでなく、仲間のキャラクタに触れるなど触覚を伴ったインタラクトがちょっと出来るだけで、体温を感じるようなリアリティが生まれるので、他のゲームももっとこの要素を入れていただきたい。
ここからは、その他のお家エンタメ。まずは本。
ジョン・ランガン(著)『フィッシャーマン 漁り人の伝説』
一人の男は病気で妻を亡くし。もう一人の男は事故で妻と幼い双子の息子を亡くした。
同じ仕事場で働く男やもめの二人が、釣りを通してその悲しみを癒やす日々を送っていた。
二人は次なる釣り場を求めるべく新たな場所へ向かうが、途中で立ち寄ったダイナーで今から向かう場所を話題にすると、店主からその場所はいわくつきの釣り場である事が語られる。
このように、いわゆる怪談の語り口から入るこの物語は、現在と過去が複数の入れ子構造によって物語が展開していき、最後に二人の男が下した選択の結末へと向かう。
ベースとしてはビッグフィッシュストーリー(ほら話)的な荒唐無稽さがあるのだが、アメリカ文学の一つの柱である釣りの要素。そして繰り返される妻を亡くした男という要素が上手く絡まって、文学的な美しさと怖さが内在した語りとなっている。
本作のあとがきや解説でも触れられているが、スティーヴン・キングの『ペット・セマタリー』やラヴクラフトの『インスマスを覆う影』のテイスト。
愛から生まれる静かな恐怖。
読み終えた後、最後のシーンが脳裏に焼き付いてしまった。
『文藝 2023年秋季号』
日比野コレコと安藤ホセ、文藝賞受賞者それぞれの新作が掲載されました。
日比野コレコは不思議な価値観を持った一人の女の子の人生を、安藤ホセはゲイの人たちが集まってヤれる店で起きた殺人事件をテーマにしている。
どちらも相変わらず個性が強すぎて、作品を中心にブンブンと振り回される感覚が面白い。
お二方とも文藝賞を獲った作品よりも、ちょっとだけ読み物としての形がしっかりした印象がありますね。それを完成度が上がったと見るか、尖った部分が減ったと見るかは人それぞれあるかも。
あと好きだったのが滝口悠生の『恐竜』。
保育園へ送り出すお父さんの朝の一日の風景から始まる掌編。
無事に子供を保育園に送り届けたその帰り。保育園の門のすぐ外で見かけたのは、道路で仰向けに寝転がり空を見ている2歳児と、その傍らに立つパパさん。
その様子を見ながらここ数年の社会の変化を感じるお父さん、地面に倒れ込む子供に手を焼くパパさん、そしてその子供へと視点がヌルりと変わっていき、最後に何故この子は寝転がっていたのかが明かされる。
滝口悠生は去年(一昨年だっけ)『水平線』で初めて知ったけど、時間も人も溶かしてしまうような独特な作風から醸し出されるトロミのある読み心地が気持ち良い作家で、今後も注目していきたい。
奥成洋輔(著)『セガハード戦記』
セガの家庭用ゲーム機にスポットをあてて、SG-1000からドリームキャストまでの紆余曲折、山あり谷ありのセガハードが詳細に書かれた一冊。
SG-1000,メガドライブなど初期の頃では著者がユーザーとして遊んでいた少年時代が、セガサターン以降はセガに入社後の話が所々はさまれおり、ただの事実とデータの羅列だけではない、セガと共に時代を歩んだ人だからこそ感じた肌感覚が入っているのが面白い。
歴史の勉強でも全体を俯瞰して見るだけでなく、各国や地域・文化に絞って学ぶ事もまた面白いように、セガハードという一点からゲーム史を見るという味わい。
無謀にも見える挑戦、時代を先取りしたハードの思想、海外では大ヒットというアンバランスさ、新ハード立ち上げの際に襲った不運、などなど。その当時の熱狂や、ifの歴史を想像する楽しみなど、数十年を経た今でも語りたくなるセガハードの魅力が再確認できる。
本書の最終章に記された
現在ではゲーム機の歴史を語る際に、おもしろおかしくまとめられ、揶揄されることも多いセガの家庭用ハードだが、その軌跡を紐解いていけば、決して失敗と敗北の歴史ではなかったことを、多くの方に知ってもらいたいと思ってこの本を書いた。
という一文に込められた矜持が胸を打つ。
ここからは映像関連。
Netflix等『スキップとローファー』
田舎から出てきた女の子と都会の男の子のラブコメ。ただ、ありがちな設定と侮ってはいけない。
一定以上の学力を持った高校生達によって構成されるハイコンテクストな人間関係の動きと、その言語化が丁寧で見応えがあった。
単純な因果関係による性格付けや、キャラクタの不快感を極力排除して、ある種のユートピアとして見せている癒し優先のマッサージ的な作品ではあるが、彼らが日常を大切に生きようとする必死な眩しさは心を打つ物がある。
学生時代にキラキラした思い出がある人はそのキラキラを増す触媒に。
最悪だった記憶しかない人も、この作品を見て脳の奥底にリアルな体験として入れておけば、高齢になって記憶が曖昧になった時、この作品で体験した日々を混濁した記憶の中で撹拌し反芻して楽しめるかと思います。そのくらいの解像度と甘みがある。
U-NEXT『メア・オブ・イーストタウン』
住人の誰もが知り合いのような小さな田舎町で起きた少女の惨殺事件。
主人公のおばはん警官は事件の担当となって捜査にあたるが、調べれば調べるほど田舎特有の濃密な人間関係によって事件は入り組んで行き…という話。
いわゆるカッチリとした本格ミステリーではなく、どんでん返し中心で登場人物全員がいらんことしてかき回すアメリカドラマ的派手な作り。
終盤は真相となる事実が二転三転、四転五転みたいな展開で雑だなと思いつつも、そのスピード感にドキドキしながら見てしまう魅力があった。
ただ、その真相はひたすら苦い。高カカオチョコのような後に残るビターさがあるので、スッキリ感を求めている時に見てはダメな作品。
あと主役のケイト・ウィンスレットがめっちゃ良かった。
娘や母、近くに住む別れた夫、そして息子が残した孫。複雑で問題ばかり家庭の中で、時に優しく、時に大きく間違いながら、さまざまな矛盾を抱えた複雑な人物を見事に演じきっている。
普段のくたびれた姿と、バキッとメイクした時の美しさのギャップ。でもその普段の顔がカッコいいんだよね。いやー凄い。
最後に音楽。
Moe Shop & Snail's House - Fashionista
Moe ShopとSnail's Houseというレジェンド両名による久々のコラボ曲。
アッパーとチルさ、両極端な要素をバランス良く含んだKawaiiフレーバーの超名曲。めっちゃヘビロテしてます。
MOKKAI - Love Me Just Tonight
Kawaii系からもう一曲。
このエモさよ。MOKKAIの曲でベスト。一番好き。
MOTTO MUSIC - リナリアとテレパシー (feat. Such) (Tom-i Remix)
MOTTO MUSICのリミックスアルバムから、常にゴキゲンなサウンドを提供してくれるTom-iのリミックスを一曲。
Tom-i別名義のThat Fancy Iでも聴かせてくれる、このグルーヴ感の心地良さよね。絶対外さない。
Driss Bennis & Swoze - Day Drive (Thru Casablanca)
Driss Bennis · OCB · Casa Voyager - Translate
久々にゲットーハウスやフットワーク辺りが聴きたくて、Spotifyをさまよってたら辿り着いたアーティストDriss Bennis。
クラシックでソリッドなサウンドがめちゃくちゃカッコいい。
Harriet Jaxxon - Story of Women
DJはもちろん、トラックメイカーとしても活躍中のHarriet Jaxxonの新曲。
得意のレイブやアシッドのテイストにより、短時間で効率よく脳を溶かしてくれる。
最後は毎年夏になるとかける、お馴染みの一曲で。
Jazztronik - FLY AWAY
リリースから必ず毎年夏に聴いていて、今年もお世話になってます。
夏の強い日差しの中、車を運転しながら歌ってるとホント気持ち良いんだよね。
ってな感じで今月はおしまい。
また来月お会いしましょう。